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2023/09/17 23:57

いつもありがとうございます。
少し長くなるかもしれませんが自分の気持ちを書こうと思います。

僕たち夫婦は、会社員をしながら、休日や仕事帰りの時間で実家の鉄工所スペースを借りてものづくりをしています。

年齢:39歳 高校1年生の娘と中学3年生の息子がいます。
この歳まで鉄工所を継ぐつもりはなかったのですが…
(前回のブログで少し話しています)

最近になってこの鉄工所を継ぐ決心をしました。

「実家が鉄工所ならもう安心やん」
「継いですぐ仕事があるから安泰」
こんな意見もあると思います。

「今どき町の鉄工所ってどうなん?」
「こんな事で稼げるん?」
もちろんこんな意見もあると思います。

正直
鉄工所は父親の代で廃業にするつもりだったようです。
両親からは「仕事があれば喜んで継いでもらうけど実際そうではない」と聞いています。

そうです
決して安泰ではないです。

自分の仕事は一から取っていかないといけません。

そんな状況なら尚更「今どき町の鉄工所って…」の意見が大半だと思います。

今の会社員を続けていたら、毎月決まったお給料がもらえ、ボーナスがもらえ、有給休暇もあり、いわゆる「安泰」なんだと思います。

正直、鉄工所を継いだら収入面はどうなるかわかりません。

ある日
そんな気持ちを吹き飛ばしてくれる出来事がありました。
10代の頃、実家を出て疎遠になる頃から
鉄工所に働きに来てくれている歳の近い方がいます。
その方と両親が今日までずっと鉄工所を守ってくれていました。

その方は物静かですが、溶接の腕はピカイチ。
最近よく話すようになり
「実は鉄工所を継ごうと考えている」と初めて話しました。
それに対し「この先ずっとこの鉄工所で働きたかったので、それはすごく嬉しいです!」と言ってくれたんです。

その時思いました。
【俺は今の会社で、この人と全く同じ事が言えるのか?】

この人は「この鉄工所でずっと働きたい」と言ってくれている。
こんな人がいるのに簡単に会社を廃業にしていいのか、、

その時に確信しました。
「実家が鉄工所をやってるからどうにかなる」
ではなく
「自分がやるからには絶対にどうにかする!」
その気持ちが強くなりました。

不安ではないと言ったら嘘になりますが
今、会社員をしながら、仕事以外の時間にものづくりをして、それを購入していただける方がいて
最近では、ものづくりをしている素敵な方達と知り合えて刺激をもらえたり
ショップの方やお客様が工場まで足を運んでくださったり


もうね、、楽しいんです!!


会社員をしていたら絶対に知り合えない方達ばかりで、鉄工所をしながらこんな楽しいことがあるんだなと思わせていただいた周りの方には本当に感謝です。


幸い、鉄工所を継ぐことに両親も賛成してくれ
自分の周りにはものづくりをしている友人も多く
決してマイナス発言を言う人はひとりもいません。


「それいいやん!」
「こうしたらもっといいんちゃう?」
この会話がほとんどです。


本当に有難い環境。


さあ、この先どうなるかはわかりません。
ただ言えることは「どうにかする!」ことだけです。

そして今後は色んなジャンルの鉄加工に挑戦する予定です!
看板・店舗什器・インテリア・ガレージインテリアなど
何でもご相談ください!


また次の機会に自分たちの夢を書こうと思います。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。


今後どうなっていくのか、温かく見守っていただければ幸いです。